日本歴史と雑事記録

世界史と雑事記録

茅の輪くぐり(一言主神社)

↑は茨城県南西部常総市の一言主神社の「茅の輪」です。これをクグレバ今夏は夏負けや疫病に掛かる事も無く、無病息災で過ごす事が出来るのです。但し、これをくぐる時には作法が有って、作法は画面左方に書いてあります。作法に従って、今黒マスクをした男性が回っています。


この茅の輪くぐりは日本歴史上に永い伝統が有って、平安時代には既に行われていたそうです。続群書類従には「御湯殿上日記」が収められ、毎年「アサガレイの間」で行われた事が書かれています。


往古の日本では、夏の疫病で死者も出る事が多かったと言う。これは衛生上の問題ですが、夏場は水を使う事も多いが未だ下水や冷蔵庫も無いから、例えば上流で細菌(例えば赤痢菌)が流れれば、下流側でも赤痢が発生したのです。この様な状況は、戦後直ぐまで発生したのです。夏場を丈夫で健康に過ごすのは、庶民の切なる願いでも有ったのです。夏を迎えるに当たっては隣国の中国でも、色々な対策(行事)が有った様で、日本にも入ってきたようです。


尚、↑の一言主神社の神様にお願いする時は「一言のみ」しか効果は有りません。欲張って二言三言は効果が有りません。独身の男女諸君等はお参りして「良い伴侶に恵まれる様にと」一言お願いしては如何でしょうか。必ずや霊験が有るでしょう。

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