日本歴史と雑事記録

世界史と雑事記録

今時の民俗学(観音山法性寺)

↑は茨城県南西部の常総市豊岡町に存する「観音山法性寺(浄土宗)」と言う名刹です。往古は女性に人気が有ったと言う「如意輪漢音菩薩像」は市の指定文化財らしい。小僧さんが箒をもって掃除をしてますが、いつ見ても綺麗なのは小僧さんが掃除を為てるためだろう。


↑は、その由来などが書かれています。横曽根(字名)の談所(浄土宗の言わば学校?)だった時期も有ったようです。


↑は、この寺の片隅に見た「太師堂」で、左の石柱には「壱番」の刻銘が見えます。即ちこの法性寺は、太師講札所の第一番だったのだろう。但し、どの様な「講名」だったのかは知りません。尚、写真の右方には「弘法大師の石の座像」が数多く見られます。多くの寄進者が居たのだろう。写真の祠には弘法大師の座像は収まっていますが、その高さは立って拝める位置に有るのです。疲れない工夫をしてるのです。


又、日本全国の「観音霊場」としては、かなりの数に成るそうですが、茨城県には十八ヶ所有ったそうです。↑の「法性寺」も入っていて如意輪観音が、それを代表してるのだろ。戦前(75数年以前)の田植え前の4月~5月頃には、太師巡礼や観音巡礼が盛んに行われいたのです。令和の現在では、ナゼか参拝の為に訪れる者は余り見掛けません。如意輪観音は「恐らく女性の座産」を表したもので、女性には人気が有ったのは当然です。

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