日本歴史と雑事記録

世界史と雑事記録

如意輪観音像と月待ち講

↑は「如意輪観音像」です。独尊(例えば二十一夜講や二十二夜講等)として、神社や墓所等に良く見掛けます。この像は「女性の座産かも知れない」と秘かに思っている。石仏辞典等で調べると、その様に解説したものは殆ど見掛けません。この像の梵名は「チンターマニ.チャクラ」と呼びチンターマニは如意宝珠を、チャクラは車輪を意味すると言う。


「如意輪観音の役割は、六道の衆生の苦しみを取り去り利益を与える菩薩だと言う。」役割で重要な事は車輪で有って「車輪はどこにでも転がるように」何人も何処に居ても救うのだと言う。変化観音菩薩の一つで、六観音(又は七観音菩薩)に数えられるらしい。


この如意輪観音像は、普通は女性達の二十一夜講や二十二夜講(月待講)等で崇拝されるのです。男性が、参加する事は殆ど無いと言う。これは念仏講でも有って、如意輪観音像の掛け軸を掛け念仏をあげるのです。終われば、飲食と雑談に花を咲かせます。舅や嫁の悪口を言ったかも知れません。女性には女性ならではの悩みが有るから、それを解決緩和出来るのは二十一夜講や二十二夜講だったのです。女性達には貴重な時間だったわけです

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