日本歴史と雑事記録

世界史と雑事記録

茶の実


↑は「茶の実」です。未だ青いのですが、秋に成れば実は枯れて中から種が出てきます。この種を絞れば食用油にも成るそうです。又、ご婦人の化粧用としても可能だと言う。更には、自家製として消費するばかりでは無く「互いに贈答用」としても利用してたと言う。アダ疎かに出来ない、言わば文化財と言っても良い茶の垣根なのです。


茨城県南西部の往古の農家では、茶の木を垣根として植えられていたそうです。↑は、茶の垣根として植えていたのですが、持ち主は老齢化し次世代の若者は未婚で勤め人の為に手入れの余裕が無い様です。従って、垣根の枝が茂り、更には雑草が生茂り被さり交通の妨げに成るのです。ここは生活道路でも有って、通勤通学にも邪魔なのです。特に車のサイドミラーがブツカリ車に傷を付けると言う苦情が有ります。


持ち主の勤め人は多忙だが、私は毎日が日曜日の老人だから枝と雑草を刈り取ったのです。出てきたのが↑の梅の実です。この茶の垣根は長く(およそ14m程度)、暑い日の刈り取りには汗だくです。世間様では「ゴミ屋敷」で困ってる者も居るとテレビで観るが「あの様なゴミ屋敷に比べれ」ば3時間も有れば処理出来るから楽勝です。


現在の日本は50代の息子(娘)と80代の両親の問題が有るようです。倅や娘はお仕事を抱えていて、年老いた老人は働く気力が失せてしまう様です。地域の美化には、周囲で未だ動ける老人達に課せられた活動だろうと思うのです。地域を良くする為の小さな活動です。

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